ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メルキセデク」の意味・わかりやすい解説 メルキセデクMelchisedek 旧約聖書中の人物。サレム (エルサレム) の王,平和の王,いと高き神の祭司といわれており,エラムの王ケダラオメルと連合軍を破って凱旋したアブラム (アブラハム) をパンとぶどう酒をもって迎え,彼を祝福しアブラムより財の 10分の1を受取った (創世記 14・17~20) 。新約聖書の立場からはイエス・キリストの予型的人格の一人とされ,イエスは永遠にメルキセデクに等しい大祭司と呼ばれている (ヘブル書5・6,5・10,7・17) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by