メンタルデリバリー(読み)めんたるでりばりー(その他表記)mental delivery

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メンタルデリバリー」の意味・わかりやすい解説

メンタルデリバリー
めんたるでりばりー
mental delivery

精神対話士と訳す。老人病人話し相手をつとめ、医学のおよばない精神面でのケアを請け負う専門家。1995年4月、医師を中心に結成されたメンタルケア協会が養成講座を設け、育成にのりだした。志望者は宗教、医学、メンタルケアと三つのテーマにもとづいて講義をうけ、試験に合格して資格を得る。対話希望者の要請に応じて出向き、話し相手になる。心のケアに関するこの種の専門職は世界でも初のものである。

[吉川武彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android