ケア(その他表記)care

翻訳|care

デジタル大辞泉 「ケア」の意味・読み・例文・類語

ケア(care)

[名](スル)
注意用心
心づかい。配慮。「アフターケア
世話すること。また、介護看護。「患者をケアする」「ケアワーカー」
[類語]世話心配扶助扶育御守おも付き添い介添え介助介護介抱看護面倒見めんどうみ奉仕奉公寄与貢献裨益ひえき尽力尽くす骨身を惜しまず粉骨砕身身をにする身を削る骨身を削る命をささげるボランティアサービスアフターサービスアフターケアボランタリー自発的公共心公徳心犠牲犠牲的献身献身的ささげる挺身ていしん捨て石利他利他心志願慈善篤志有志殉ずる篤志家

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精選版 日本国語大辞典 「ケア」の意味・読み・例文・類語

ケア

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] care ) 注意すること。世話すること。介護すること。「アフターケア」「ターミナル‐ケア」
    1. [初出の実例]「西洋のナイト(騎士)のようによく気がついてケアーが行きとどく」(出典:渦(1977)〈松本清張〉辞令と失踪の間)

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改訂新版 世界大百科事典 「ケア」の意味・わかりやすい解説

ケア
William Paton Ker
生没年:1855-1923

イギリス批評家文学者オックスフォード大学卒業。中世文学の権威として知られ,ロンドン大学教授,オックスフォード大学詩学教授となる。中世の詩の研究の分野での草分けであり,詩の形式,ジャンルへの考察に優れ,《叙事詩ロマンス》(1897,改訂1908),《詩の技法》(1923),《詩の形式と文体》(1928)は大きな影響力をもった。しかし中世を〈暗黒時代〉と見る史観はその著《暗黒時代》(1904)が一世を風靡しただけに,中世を誤解させるもとになったといえよう。ロンドン留学時代,夏目漱石が彼の講筵に列している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケア」の意味・わかりやすい解説

ケア
CARE

アメリカの「対外救済協会」 Cooperative for American Remittances to Everywhere Inc.の略称。第2次世界大戦勃発に伴い,アメリカでは交戦国国民の困窮を救済するため,政府は「戦時救済管理局」,民間では「アメリカ対外奉仕協議会」が設立された。ケアはその組織の一つとして 25の宗教慈善団体によって 1945年に結成された。当初名称は Cooperative for American Remittances to Europeといい,おもに食糧,衣料品などがヨーロッパ諸国に供与された。これらはケア物資と呼ばれ,終戦後の日本にも多数供与された。 52年現在の名称に改称。 60年以後は,特別基金により,ホンコンガザ地区などの政治問題による被災者や,チベット人亡命者の自活援助を行なった。

ケア
Ker, William Paton

[生]1855.8.30. グラスゴー
[没]1923.7.17. イタリア,マクーニャガ
イギリスの文学研究者。 1889~1922年ロンドン大学教授。 20~22年オックスフォード大学詩学教授。『叙事詩とロマンス』 Epic and Romance (1897) ,『中世文学論集』 Essays on Medieval Literature (1905) など中世文学研究を本領とするが,『論文集』 Collected Essays (25) に示されているように,ヨーロッパ文学全般にわたる広大な知見で知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケア」の意味・わかりやすい解説

ケア
けあ
William Paton Ker
(1855―1923)

イギリスの文学者。中世文学の権威。オックスフォード大学を卒業。ロンドン大学のユニバーシティ・カレッジの英文学教授を務めたのち、1920年からオックスフォードの詩学教授。著書には『叙事詩とロマンス』(1897)、『暗黒時代』(1904)、『中世文学論』(1912)などがある。いずれも今日なお学問的価値が評価される。

[玉泉八州男]

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世界大百科事典(旧版)内のケアの言及

【ミヤマオウム(深山鸚鵡)】より

…オウム目オウム科の鳥(イラスト)。ケアともいう。全長50cm,全体が緑褐色をした大型のオウムで,上くちばしが長くのびていて鋭い。…

※「ケア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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