ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モエジマシダ」の意味・わかりやすい解説 モエジマシダPteris vittata イノモトソウ科の常緑性シダ植物。九州以南,またアジア,アフリカの熱帯,亜熱帯に広く分布する。比較的乾燥した草地,人工的な石垣などに好んで生じ,繁殖力が強い。根茎は太く短くはい,先に葉を叢生する。葉は1回羽状複葉で,長さ 1.5mぐらいに達することもある。羽片は細長く幅5~10mm,基部は浅い心形で,縁に細かな鋸歯がある。下部の羽片は小さくなる。胞子嚢は脈端を連ねて走る脈上につき,膜質の偽包膜 (→包膜 ) でおおわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by