モジラ(読み)もじら(その他表記)Mozilla

デジタル大辞泉 「モジラ」の意味・読み・例文・類語

モジラ(Mozilla)

ブラウザーや電子メールソフトなどの複数機能をまとめたオープンソースアプリケーションソフトの一。米国旧ネットスケープコミュニケーションズ(現AOL)社のネットスケープコミュニケーターをベースとする。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モジラ」の意味・わかりやすい解説

モジラ
もじら
Mozilla

高機能のウェブブラウザ電子メールソフトを中心とするオープンソース・ソフトウェア、およびその開発プロジェクト名称。モジラ財団(Mozilla Foundation)が管理しているため、この財団や関連するプロジェクトをさす場合も多い。1998年に、ネットスケープ・コミュニケーションズNetscape Communications社が、ネットスケープ・コミュニケーターNetscape Communicatorという自社製品のブラウザ無償で配布するとともに、そのソースコードを公開したことからプロジェクトをスタートし、2002年にモジラ1.0を公表した。これはモジラ・ナビゲーターMozilla Navigatorというウェブブラウザを中核に、メールやニュースグループ、アドレス帳管理、チャット、ウェブページ作成などの機能ももつ。

 その後、モジラの開発は中断されたが、現在はモジラをベースとしたブラウザのモジラ・ファイアーフォックスMozilla Firefoxと、モジラからメール機能を切り分けたメールソフトのモジラ・サンダーバードMozilla Thunderbirdに引き継がれ、開発が続けられている。

 ちなみにモジラは、ブラウザの先駆けであったモザイクMosaicとゴジラGodzillaからきた合成語といわれている。

[編集部]

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