ソースコード(読み)そーすこーど(その他表記)source code

翻訳|source code

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソースコード」の意味・わかりやすい解説

ソースコード
そーすこーど
source code

コンピュータのプログラムのもとになる文字列のこと。プログラム言語(プログラミング言語)で記述される。ソース、ソース・プログラム、原始プログラムなどともいう。

 二進数や十六進数で表される機械語と異なり、人間でも理解しやすいプログラム言語で記述され、それぞれの言語の文法に従って書かれる。逆にそのままではコンピュータはプログラムとして認識できないため、アセンブラコンパイラなどのソフトウェアにより機械語に翻訳することで、プログラムとして利用できるようになる。翻訳後のプログラムは、オブジェクトプログラムobject programやオブジェクトコードobject codeという。

 ソースコードは知的財産権のうえから重要な企業秘密となる。したがって市販されている一般的なパソコンソフトなどでソースコードが提供されることはほとんどないが、一部のソフトウェアでは改良や修正、再頒布などを目的にオープンソース化されているものもある。

編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

IT用語がわかる辞典 「ソースコード」の解説

ソースコード【source code】

人間に理解しやすいプログラミング言語で、コンピューターが処理すべき一連命令プログラム)を記述したもの。コンパイラーアセンブラーなどでコンピューターが直接実行できる形式機械語)に変換される。⇔オブジェクトコード ◇略して「ソース」ともいう。また、「ソースプログラム」「原始プログラム」ともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

DBM用語辞典 「ソースコード」の解説

ソース・コード【source code】

コンピュータ・プログラムを作り上げるために記述した1行1行の命令。このソース・コードがコンピュータでコンパイル(編集)されプログラムが出来上がる。命令語にはCOBOLC言語Pascalなどがある。ソース・プログラムと同義語

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

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