モノクロメータ(その他表記)monochromator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モノクロメータ」の意味・わかりやすい解説

モノクロメータ
monochromator

単色分光計ともいう。いろいろな波長を含んだ光のなかから,ある特定の波長の光 (単色光 ) を選び出すための光学器械。普通は入射スリット,コリメータレンズ (または凹面鏡) ,分散系 (プリズム,回折格子など) ,結像レンズ (または凹面鏡) ,出射スリットからできている。分光光度計の主要部はモノクロメータである。もっと広い意味では光に限らず,電子線粒子線をそのエネルギーに従って分散させ,特定のエネルギーのものだけを選び出す装置をいうこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android