ものだから(読み)モノダカラ

デジタル大辞泉 「ものだから」の意味・読み・例文・類語

もの‐だ‐から

[連語]活用語連体形に付いて、原因理由を表す。…ので。「君が大きな声を出すものだから鳥が逃げてしまった」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ものだから」の意味・読み・例文・類語

もの‐だから

  1. 〘 連語 〙
  2. 「…ものだから」の形で動詞・形容詞の連体形を受けて原因・理由を表わす。
    1. [初出の実例]「わいらはどふで死ぬものだから、おいらが介錯してやらう」(出典:黄表紙・江戸生艷気樺焼(1785)下)
  3. 「…だものだから」「…なものだから」の形で名詞形容動詞を受けて、理由を説明的に表わす。
    1. [初出の実例]「男子達(とのがた)といふものは浮薄(うつりぎ)なものだから、いとどおもひがます」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)三)

ものだからの補助注記

丁寧体では、「ものですから」という。

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