20世紀西洋人名事典 「モリースドニ」の解説
モリース ドニ
Maurice Denis
1870.11.25 - 1943.11.13
フランスの画家,美術理論家。
グランヴィル生まれ。
パリのアカデミー・ジュリアンに入学し、1888年ゴーギャンの「総合主義」に強く影響され、「照応」に基づいた象徴主義理論を展開した。1890年にパリのアンデパンダン展で画壇に登場。1912年シャンゼリゼ劇場の天井画を描き、’13年頃から宗教画に専念し、’19年デバリエールとアール・サクレ工房を設立した。主な作品に「ミューズたち」(1883年、パリ、国立近代美術館)等があり、主著に「絵画理論」(’12年)、「宗教美術史」(’39年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報