アール(読み)あーる(英語表記)are

翻訳|are

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アール」の意味・わかりやすい解説

アール
あーる
are

メートル法面積単位記号はaで表す。100平方メートル。100アールで1ヘクタールとなる(1ha=100a。h:ヘクトSI接頭語一つで100倍の意味をもつ)。語源ラテン語で「平らな土地の一画」を意味する。ヨーロッパの大陸諸国では農地に用いられており、国際単位系(SI)で推奨されている平方メートルと平方キロメートルは100万倍の開きがあるので、アールとヘクタールを用いるほうが大変便利であるが、土地面積の単位は変更が困難なため、その他の諸国では普及していない。国際単位系(SI)と併用される非SI単位として、ヘクタールが認められている。日本では、1アールがほとんど1畝(せ)(約1.008畝)にあたり、1ヘクタールがほとんど1町歩でもあるため、抵抗なく採用されている。

[小泉袈裟勝・今井秀孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アール」の意味・わかりやすい解説

アール
Earle, John

[生]1601? ヨーク
[没]1665.11.17. オックスフォード
イギリスの聖職者ソールズベリー主教。随筆集『小宇宙論』 Microcosmographie (1628~33) は,17世紀散文の重要なジャンルであった「気質もの」 charactersの代表作の一つである。

アール
Earl, Ralph

[生]1751
[没]1801
アメリカの肖像画風景画家。 1878~85年ロンドンに学ぶ。コネティカット州の風景や風俗を描き,生地情景を描いたアメリカ最初の画家の一人。主要作品『ロジャー・シャーマンの肖像』 (1777頃,エール大学ギャラリー) 。

アール
are

農地,山林など大きい面積を表す単位。記号は a。1aは辺の長さが 10mの正方形の面積で,1a=100m2。ヘクタール(ha)も多く用いられる。1ha=100a。単位名はラテン語のアーレア area(空き地)に由来する。

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