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総合主義 そうごうしゅぎSynthétisme

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

総合主義
そうごうしゅぎ
Synthétisme

美術用語。サンテティスムともいう。 19世紀末,フランスのゴーガン,E.ベルナールを中心としたポンタベン派の画家たちによって提唱された画法ないし美術運動。文芸運動としての象徴主義との連携によって起り,絵画上の象徴主義ともいえる。自然主義,印象主義を排し,観念的象徴主義と装飾的抽象への傾向を示した。画面は単純化された形態と黒い線で区切られた明るい平滑な色面で構成され,七宝の技法に似ていることからクロアゾニスム Cloisonnisme (隈取り主義) とも呼ばれる。 P.セリュジエによってナビ派の画家たちに受継がれた。

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デジタル大辞泉の解説

そうごう‐しゅぎ〔ソウガフ‐〕【総合主義】

《〈フランス〉synthétisme》19世紀末、フランスでゴーギャンを中心として興った絵画運動。印象主義の分析的傾向への反動として主観と客観の総合を目ざした。象徴主義的な主題、平坦な色面と太い輪郭線の使用を特色とする。サンテティスム。

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世界大百科事典内の総合主義の言及

【ゴーギャン】より

…その色彩は,簡潔ではあるが重厚な形態に平坦に区分され,《ヤコブと天使の争い》(1888)にみられるような宗教的ともいえる精神性を生みだした。浮世絵版画,エピナル版画,ステンド・グラス等に影響されたこうした区分主義(クロアゾニスムcloisonnisme)により,〈主調色にのみ注目しつつ行われる,形と色彩の総合〉が可能となり,画面全体は暗示にとんだ,まさに総合的な装飾性を獲得する(総合主義またはサンテティスムsynthétisme)。こうして,88年から90年にかけて,〈ゴッホの耳切り事件〉に結末をみるアルルでのゴッホとの共同生活をはさみ,一連の象徴主義的な傑作,すなわち《黄色いキリスト》(1889),《処女喪失》(1890),《恋する女たちであれ》(木彫,1889)等が制作され,ゴーギャンは象徴主義絵画の第一人者と目される。…

※「総合主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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