百科事典マイペディア 「モルガルテンの戦」の意味・わかりやすい解説
モルガルテンの戦【モルガルテンのたたかい】
→関連項目スイス
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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…しかし,同様に峠へのルートに重大な関心を示したハプスブルク家に自由と自治を侵害されそうになって,隣接のシュウィーツ,ウンターワルデンと1291年に〈永久同盟〉を結び,抵抗した。次いで1315年のモルガルテンの戦に勝利して,スイス連邦形成の核となった。16世紀の宗教改革にはカトリックにとどまり,政治的にも連邦形成の核を誇って保守的姿勢を保った。…
…シュウィーツ等近隣の地域も住民に好都合なこの立場を獲得し,1291年の〈永久同盟〉を通じ〈自由と自治〉を守りあうことになる。 これに対して,1315年になって初めてハプスブルク家は原初三邦に武力行使をしたが,同家の精鋭騎士軍はシュウィーツの西モルガルテンMorgartenの地に敗退した(モルガルテンの戦)。勝利を獲得した原初三邦は〈永久同盟〉を強化し,外に向かってはスイス盟約者団Eidgenossenschaftを名のるようになった。…
…このような武器で武装した歩兵は,古代と同じような密集隊形をとって騎兵を打ち破った。スイス独立軍の民兵(歩兵)がモルガルテンの戦(1315)においてオーストリアの騎士を撃破し,百年戦争中のクレシーの戦(1346)においてイギリス農民軍の長弓隊がフランスの騎士を打ち破ったのは,騎士(騎兵)の時代の終りを告げる出来事であった。さらに1424年ころに発明された火縄銃の活用が図られるようになり,フランスは1448年に自由射撃隊を創設して百年戦争で大きな戦果をあげ,歩兵の価値が再認識された。…
※「モルガルテンの戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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