希薄溶液の沸点上昇Δ Tbは,溶液の質量モル濃度mに比例する.すなわち,
Δ Tb = Kbm.
この比例定数 Kb をモル沸点上昇といい,m = 1,すなわち,溶媒1 kg 中に溶質1 mol を含む溶液に対しても,上式が成り立つと仮定した場合の凝固点降下に相当する.溶媒に固有な値であって,たとえば,水0.52,メタノール0.83,エタノール1.07,アセトン1.7,クロロホルム3.85,四塩化炭素5.1である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...