ヤブツバキ(読み)ヤブツバキ(その他表記)Camellia japonica var. japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤブツバキ」の意味・わかりやすい解説

ヤブツバキ(藪椿)
ヤブツバキ
Camellia japonica var. japonica

ツバキ科の常緑高木。日本の暖地,特に太平洋側の海岸近くの丘陵に自生する。数多くの園芸品種のもととなった種類である。高さ3~5mで,厚く光沢のある葉を互生する。花は春早く咲き,枝の先に1個ずつつく。直径5~8cmの5弁花で通常紅色,多数あるおしべは下半部で互いに癒着して筒をなす。果実は径3~5cmの球形果皮が厚く,熟すると開裂して大型褐色のつやのある種子をのぞかせる。この種子から椿油をとる。日本海側の山地には同属の別種ユキツバキ (雪椿)がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 雪椿

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む