ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤンチュワン特別市」の意味・わかりやすい解説 ヤンチュワン(陽泉)〔特別市〕ヤンチュワンYangquan 中国華北地方,シャンシー (山西) 省東部にある新興の鉱工業都市。3市区と2県から成る。タイハン (太行) 山脈の西斜面にあり,シータイ (石太) 鉄道が通る。ピンティン (平定) 県下の小村であったが,鉄道の開通と炭田の開発によって発展し,1952年市制がしかれた。炭田は埋蔵量 27億tといわれ,良質の半無煙炭を産する。製鉄用のほか鉄道用,動力用,民用として華北各地に供給している。ほかに鉄,硫化鉄,ボーキサイト,耐火煉瓦用粘土なども埋蔵されている。中型鉄鋼コンビナートがあり,鉱山機械,碍子,耐火煉瓦などの工場も建設されている。砂貨,鉄器などの手工芸品を特産する。人口 116万 6258,うち市区人口 57万 4832 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by