ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユニロイヤル」の意味・わかりやすい解説 ユニロイヤルUniroyal, Inc. アメリカの総合ゴムメーカー。 1892年多くのゴムメーカーが合併し,ユナイテッド・ステーツ・ラバーとして設立された。自動車用タイヤで事業規模を拡大したのち,1917年タイヤコードの生産を開始し,21年には合成ゴムの研究に着手した。 30年代以降は企業買収を通じて経営の多角化を積極的に進め,67年ユニロイヤルに変更。インドネシア,マレーシア,リベリアでゴム園を経営,海外に 31工場をもつ多国籍企業で,事業内容は各種車両用タイヤおよび関連製品を主力に,各種ゴム,プラスチック製品,化学製品,農業化学製品,合成ゴム,塩化ビニル,レーヨン,ナイロンなどの合成繊維,絶縁材,レジャー用シューズ,ゴルフボール,ゴルフクラブ,救命具,工業用防具などを手がけていた。 86年清算計画が提出され,タイヤ部門は 89年にフランスのミシュランに売却された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by