ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユリア・ママエア」の意味・わかりやすい解説
ユリア・ママエア
Julia Mamaea
[没]235
ローマ皇帝アレクサンデル・セウェルスの母。セプチミウス・セウェルス帝の姪。甥のエラガバルス帝に説いて息子を帝位継承者とさせ,息子の即位後は政治の実権を握った。法学者ウルピアヌスを登用,みずから対ササン朝のペルシア戦争におもむいた (232) が失敗。次いでライン地方の作戦もうまくいかず,兵の不信を招いて,息子とともに殺された。
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