現代外国人名録2016 「ユルゲンハーバーマス」の解説
ユルゲン ハーバーマス
Jürgen Habermas
- 職業・肩書
- 哲学者,社会学者 フランクフルト大学名誉教授
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1929年6月18日
- 出生地
- ノルトライン・ウェストファーレン州デュッセルドルフ
- 学歴
- ゲッティンゲン大学卒,ボン大学卒
- 学位
- 博士号(ボン大学)〔1954年〕
- 受賞
- ヘーゲル賞〔1972年〕,フロイト賞〔1976年〕,ヤスパース賞〔1997年〕,京都賞(思想芸術部門,第20回,日本)〔2004年〕,ハイネ賞〔2012年〕,エラスムス賞〔2013年〕
- 経歴
- ゲッティンゲン大学、チューリヒ大学、ボン大学で、ドイツ文学、心理学、社会学、哲学を修める。1956年Th.アドルノのフランクフルト大学社会研究所助手となり、’62年ハイデルベルク大学教授、’64年フランクフルト大学教授、’71年マックス・プランク研究所(シュタルンベルク)所長を経て、’83年再びフランクフルト大学教授。’94年同大名誉教授。’60年代末に西ドイツの教育改革、大学紛争などについて活発に発言。いわゆる“フランクフルト学派”の戦後世代(第2世代)を代表する思想家で、Th.アドルノらの批判理論を継承、K.R.ポッパーとの実証主義論争、N.ルーマンとのシステム論争などで広く知られる。2003年フランスの思想家J.デリダと共同で新保守主義を批判するエッセイ「テロルの時代と哲学の使命」を発表し話題に。他の著書に「理論と実践―社会哲学論集」(1963年)、「イデオロギーとしての技術と科学」(’68年)、「認識と関心」(’71年)、「哲学的・政治的プロフィール」(’71年)、「晩期資本主義における正統性の問題」(’73年)、「歴史的唯物論の再構成」(’76年)、「コミュニケーション的行為の理論」(’81年)、「道徳意識とコミュニケーション行為」(’83年)、「近代の哲学的ディスクルス」(’85年)、「ポスト形而上学の思想」(’88年)、「事実性と妥当性」(’92年)、「人間の将来とバイオエシックス」(2001年)、「自然主義と宗教の間 哲学論集」ほか多数。1981年初来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報