ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユルバン=デュボア」の意味・わかりやすい解説
ユルバン=デュボア
Urbain-Dubois, Félix
[没]1901. ニース
フランスの料理研究家。 A.カレームの職人的天才に対し,理論家的天才といわれた。『古典料理』 La Cuisine classique,『今日の料理』 Le Cuisine d'aujourd'huiをはじめ,"l'École de cuisinières"など多くの著作を残した。 A.エスコフィエは,彼の"Le Guide Culinaire"の序文に,ユルバン=デュボアの『古典料理』に比肩しうる料理書はないと記している。司厨士協会の機関誌ともいうべき"L'Art Culinaire"のユルバン=デュボアの追悼記 (1901) には,19世紀から 20世紀への橋渡しをした名コックと記されている。
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