比肩(読み)ヒケン

デジタル大辞泉 「比肩」の意味・読み・例文・類語

ひ‐けん【比肩】

[名](スル)肩を並べること。同等であること。匹敵。「大国に比肩する経済力」
[類語]匹敵適う並ぶする敵する並立伯仲互角五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん等しい同じ同等五分ごぶ対等相半ばする負けず劣らず勝るとも劣らない並び立つ肩を並べる同一等価いずれ劣らぬ似たり寄ったり団栗どんぐりせい比べ双璧そうへきちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相搏あいう追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ元元均等一律一様イコール同列同級等し並み同席同位符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同質等質見合う当てはまる一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「比肩」の意味・読み・例文・類語

ひ‐けん【比肩】

  1. 〘 名詞 〙 肩を並べること。匹敵すること。
    1. [初出の実例]「昨夕丹波守匡衡卒当時名儒無人比肩」(出典小右記‐寛弘九年(1012)七月一七日)
    2. 「百事他国と比肩す可き無し」(出典:万国新話(1868)〈柳河春三編〉三)
    3. [その他の文献]〔晏子春秋‐内篇・雑下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「比肩」の読み・字形・画数・意味

【比肩】ひけん

肩をならべる。多い。等しい。〔三国志、呉、吾粲伝〕粲、小爲(た)り。~ると雖も、同郡の陸・卜靜等と、比し聲を齊しうす。

字通「比」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android