20世紀西洋人名事典 「ユージンスミス」の解説
ユージン スミス
Eugene Smith
1918.12.30 - 1978.10.15
米国の写真家。
カンザス州ウィチタ生まれ。
ノートルダム大学中退後、「ニューズ・ウィーク」誌のスタッフ・カメラマンなどを経て、1939年「ライフ」誌のスタッフとなる。’45年沖縄で取材中に負傷したが、回復後「カントリー・ドクター」(’48年)、「慈悲の人シュワイツァー」(’54年)など、多くの人間愛に満ちた傑作を「ライフ」誌に発表。’71年に夫人とともに来日し、水俣病に取り組み、写真集「Minamata」(’75年)を発表、水俣病患者の苦しみを世界に伝えたものとして高く評価された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報