ヨウ化コバルト(読み)ヨウカコバルト

化学辞典 第2版 「ヨウ化コバルト」の解説

ヨウ化コバルト(Ⅱ)
ヨウカコバルト
cobalt(Ⅱ) iodide

CoI2(312.74).無水物にはα,β形の2変態がある.ヨウ素中でコバルト粉末を加熱するとα形の無水物が得られる.α形は黒色の結晶.吸湿性が強い.密度5.58 g cm-3.融点515 ℃(真空中),沸点570 ℃(真空中).水に易溶.α形を真空中で加熱昇華するとβ形となる.β形は黄色の粉末.密度5.45 g cm-3.潮解性で,400 ℃ で分解する.水溶液は無色.水酸化コバルト(Ⅱ)をヨウ化水素酸に溶かすと各種の水和物が得られる.六水和物は赤褐色の柱状晶.密度2.90 g cm-3.吸湿性で,空気にさらすとヨウ素を失い,27 ℃ で水6分子を失う.水に可溶.湿度指示薬,有機反応の触媒などに用いられる.[CAS 15238-00-3:CoI2][CAS 15238-00-3:CoI2・6H2O]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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