ヨルゲンランダース(その他表記)Jorgen Randers

現代外国人名録2016 「ヨルゲンランダース」の解説

ヨルゲン ランダース
Jorgen Randers

職業・肩書
経済・社会予測専門家 BIノルウェービジネススクール教授

国籍
ノルウェー

生年月日
1945年

専門
政策分析, 未来研究

学歴
オスロ大学(物理学・数学)〔1968年〕卒,マサチューセッツ工科大学(経営学)卒

学位
Ph.D.(経営学,マサチューセッツ工科大学)〔1973年〕

経歴
気候問題への戦略や対策、持続可能な発展、シナリオ分析などが専門で、マサチューセッツ工科大学助教授時代、1970年代に世界的な影響を与えたローマ・クラブの報告書「成長限界」(’72年)の執筆に加わる。その後、WWFインターナショナル(世界自然保護基金)副事務局長、’81〜89年BIノルウェービジネススクール学長などを歴任。’99年より同教授。多くの企業で取締役会の非常勤メンバーとして、持続可能性についてのアドバイスを行う。ブリティッシュテレコム、ダウケミカルの「持続可能性に関する評議会」委員。2006年、ノルウェー温室効果ガス排出対策委員会の議長を務め、2050年までに国内の温室効果ガスの排出量を現在の3分の2に削減するための対策をまとめ、政府に報告。「成長の限界」から40年目の2012年には、「2052―今後40年のグローバル予測」と題する新しい報告書を再びローマ・クラブに提出した。著書に「限界を超えて―生きるための選択」(共著)などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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