ヨーロッパ預託証券(読み)ヨーロッパヨタクショウケン(その他表記)European Depositary Receipts; EDR

関連語 アール

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨーロッパ預託証券」の意味・わかりやすい解説

ヨーロッパ預託証券
ヨーロッパよたくしょうけん
European Depositary Receipts; EDR

ヨーロッパにおいて外国株式の現物に代って売買される代替証券のこと。仕組みはアメリカ預託証券 ADRと同様で,企業の発行する株式の現物を当該企業の属する国に所在する銀行に預託し,これの見返りにヨーロッパ所在銀行が預託証券を発行する。個々銘柄により呼称は異なり,ロンドンルクセンブルクなどの証券取引所に上場されている。日本企業の発行は本田技研工業が第1号 (1962) で,大日本印刷三越などが発行している。

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百科事典マイペディア 「ヨーロッパ預託証券」の意味・わかりやすい解説

ヨーロッパ預託証券【ヨーロッパよたくしょうけん】

EDR

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世界大百科事典(旧版)内のヨーロッパ預託証券の言及

【ADR】より

…日本の企業では1961年6月ソニーがアメリカでの新規資金調達を目的にADR発行を行ったのが最初であるが,以後増加している。なおADRと同じ方式でヨーロッパで発行される預託証券をEDR(ヨーロッパ預託証券),ドイツで発行されるものをGBC(ドイツ無記名証書,Global Bearer Certificate),オランダ領キュラソーのものをCDRという。【飯尾 博信】。…

※「ヨーロッパ預託証券」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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