20世紀西洋人名事典 の解説
ライオネル・チャールズ ロビンズ
Lionel Charles Robbins
1898 - 1984
英国の経済学者。
元・ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス教授,元・高等教育委員会委員長。
イングランド南東部ミドルセックス生まれ。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス助手、講師、経済学教授、非常勤教授、名誉教授を歴任。1930年には新設の経済諮問委員会(五人委員会)に参加した。希少性概念を中心とした経済学の方法論の展開と、A.C.ピグーの厚生経済学を批判し新厚生学への途を開いたことで著名。主な著作に、「経済学の本質と意義」(1932年)、「古典経済学の経済政策理論」(’52年)がある。イギリスの高等教育に貢献、ロンドン学派の創設者の一人。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報