20世紀西洋人名事典 の解説
ライナー・ウェルナー ファスビンダー
Rainer Werner Fassbinder
1946 - 1982
ドイツの俳優,映画監督。
バート・ウェリショーフェン(バイエルン州)生まれ。
ミュンヘンの演劇学校で学び、1967年ハンナ・シグラと前衛劇団の俳優となり、’69年「愛は死よりも冷たい」で映画に進出し、「ニュー・ジャーマン・シネマ」を代表する監督の一人となる。日常生活から生じる狂気を扱った「出かせぎ」(’69年)からドイツの現代社会史を踏まえた「マリア・ブラウンの結婚」(’79年)まで旺盛な創作力で映画とテレビ映画あわせて41本の作品を残す。又、演出家・俳優としても活躍するが、麻薬中毒で若死する。他の作品に「ベルリン・アレクサンダー広場」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報