ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライベンシュタイン」の意味・わかりやすい解説
ライベンシュタイン
Leibenstein,Harvey
[没]1994
ウクライナ生れのアメリカの経済学者。3歳のときに両親とともにカナダ,モントリオールに移住。ノースウェスタン大学で学士号 (1945) ,修士号 (1946) を得たのち,プリンストン大学から博士号を得る (1951) 。国連人口部の社会問題担当官 (1949) を経て,1951年からカリフォルニア大学バークリー校で教鞭をとり,1967年にはハーバード大学の経済学および人口論担当の教授に就任。 1989年引退。おもな研究分野は人口論,経済発展論であるが,その過程で通常の効率性概念とは異なる「X非効率性」の概念を生み出し,産業組織,内部組織の研究に一石を投じた。主著には『経済的後進性と経済成長』 Economic Backwardness and Economic Growth (1957) ,『経済人を越えて』 Beyond Economic Man (1976) ,『企業の内側』 Inside the Firm (1987) などがある。
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