20世紀西洋人名事典 「ラインハルトゲーリング」の解説
ラインハルト ゲーリング
Reinhard Goering
1887 - 1936
ドイツの劇作家。
第一次大戦中は軍医を務めていたが、結核で退役後、療養中に書いた戯曲「海賊」(1917年)が評判となり、表現主義の代表的劇作家となり、クライスト賞を受賞した。新即物主義に近い作風で、平静で明晰な言語を使っていることに特徴がある。他に「スカパ・フロウ」、「救い手」などがあり、「スコット大佐の南極探検」(’30年)では二度目のクライスト賞を受賞した。精神科医院を開業したこともあったが、ヨーロッパ各地を点々とする放浪癖のため定住できずに’36年イエナで自殺した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報