ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラジャラトナム」の意味・わかりやすい解説
ラジャラトナム
Rajaratnam, Sinnatamby
[没]2006.2.22. シンガポール
シンガポールの政治家。シンガポール,ロンドンで教育を受け,1947~59年『シンガポール・スタンダード』『ストレーツ・タイムズ』の新聞記者を務め,反共・反植民地のジャーナリストとして健筆をふるった。 1954年リー・クアンユーらと人民行動党を結成し,1959年シンガポール立法議会議員に当選,文化大臣に就任。 1965年シンガポールのマレーシア連邦からの分離独立とともに外務大臣に就任。 1968~71年労働大臣兼任。 1972年外相,1980年第2副首相。外相時代は現実主義に根ざした独特の非同盟外交を展開,また温厚な人柄で対外的な友好親善に努め,シンガポールの国際的地位の向上に尽力した。 1988年引退。
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