ラスカル(読み)らすかる(その他表記)Rascal

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラスカル」の意味・わかりやすい解説

ラスカル
らすかる
Rascal

アメリカの作家スターリング・ノースSterling North(1906―74)が1963年に発表した自伝的小説作者11歳のときのウィスコンシン舞台に、彼とアライグマのラスカルの出会いから別れまでを月ごとのエピソードを連ねて語っている。最大の魅力は、光るものの好きなラスカルがダイヤ指輪を失敬し、それをさらにカラスが巣にもっていき、少年が取り返すといったラスカルにまつわるできごとだが、のんきで心優しい父親ほかの登場人物たちや小さな町もくっきりと描写されていて、物語の牧歌的雰囲気を高めている。作者はこの小説の舞台ウィスコンシン生まれ。新聞記者新聞文芸欄の編集者などを勤めながら約30冊に及ぶ著作を残した。

神宮輝夫

『藤原英司訳『あらいぐまのラスカル』(『こども世界の文学9』1966・あかね書房)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む