ラツィオ(読み)らつぃお(その他表記)Lazio

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラツィオ」の意味・わかりやすい解説

ラツィオ
らつぃお
Lazio

イタリア中部の州。面積1万7203平方キロメートル、人口497万6184(2001国勢調査速報値)。ローマ文明の発祥地で、かつてはラティウムLatiumとよばれた。ローマ、フロジノーネラティーナビテルボ、リエーティの5県からなり、州都はローマ。干拓事業によって豊かな農業地帯になった旧低湿地帯のマレンマ、アグロ・ロマーノ、ポンティーノ原(げん)がティレニア海に沿って広がり、アルバーノ山地などの火山山地がある。イタリアにおける行政、観光、交通の中心地ローマの存在にもかかわらず、第二次世界大戦後、南部開発公庫主導により工業化が行われたラティーナを除けば、工業活動はそれほど活発ではない。

[堺 憲一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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