真室川町(読み)マムロガワマチ

デジタル大辞泉 「真室川町」の意味・読み・例文・類語

まむろがわ‐まち〔まむろがは‐〕【真室川町】

真室川

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日本歴史地名大系 「真室川町」の解説

真室川町
まむろがわまち

面積:三七四・六二平方キロ

郡の最北端を占め、北は秋田県雄勝おがち郡雄勝町・同県由利ゆり鳥海ちようかい町、西は飽海あくみ八幡やわた町・平田ひらた町、南は鮭川さけがわ村、東は金山かねやま町・新庄市に接する。北部県境はひのと(一一四五・六メートル)を主峰とする一〇〇〇メートル内外の丁岳ひのとだけ山地が連なり、加無山かぶやま県立自然公園に指定される。西部は出羽山地、北東部も神室かむろ山地の山々が連なり、山林面積は町域の八割前後を占める。西部をほぼ南流する鮭川した左岸に真室川を合せ、合流点より上流では大沢おおさわ川と通称される。真室川は右岸に丁岳山地、左岸に神室山地からの沢水を集め当初は西流し、釜渕かまぶち付近で南に向きを変えて中央部を南下、鮭川合流点前で左岸に金山川を合せる。上流部、西進するあたりでは塩根しおね川の別称でよばれる。真室川沿いにJR奥羽本線、主要地方道新庄―真室川―雄勝線が縦断、同地方道は北東部を縦断する国道一三号(羽州街道)及位のぞきで合流する。また大沢川・金山川に沿うように国道三四四号が北西―南東に走る。おもな集落・耕地は前出諸河川の流域に展開、大沢川沿いの安楽城あらき地区、塩根川沿いの及位地区、真室川・金山川沿いの真室川地区に大きく三分される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真室川町」の意味・わかりやすい解説

真室川〔町〕
まむろがわ

山形県北部,最上川の支流真室川沿いにある町。新庄市の北西に位置し,北は丁岳 (ひのとだけ) 山地で秋田県と接する。町域の大部分は山岳・丘陵地帯で,南流する大沢川と真室川の流域にわずかに平坦地がある。 1956年真室川町 (1950年町制) と及位 (のぞき) 村,安楽城 (あらき) 村が合体し成立。中心の真室川は鮭延 (さけのべ) 氏の城下町として発達したが,新庄に戸沢氏が入部してから廃城となった。真室川流域を中心に米作が行われるが,周辺山地はスギを中心とする森林地帯で,林業畜産が行われている。県内でも屈指の豪雪地。大沢川の上流部に高坂ダムがある。北部の加無山 (かぶやま) を中心とする一帯加無山県立自然公園に指定されている。中央部を JR奥羽本線が南北に走る。面積 374.22km2。人口 7203(2020)。

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