20世紀西洋人名事典 「ラッセルホーバン」の解説
ラッセル ホーバン
Russell Hoban
1925 -
米国の児童文学作家。
ペンシルベニア州ランズディル生まれ。
フィラデルフィアの美術学校で学ぶ。雑誌、テレビのアートディレクター等の仕事の傍ら、創作活動を行い、’67年以降作家業に専念。愛らしいアナグマの少女フランシスを主人公とする絵本のシリーズ「おやすみなさいフランシス」(’60年)、「ジャムつきパンとフランシス」等、子供の心理を生き生きと描き、多くの子供たちの共感を呼ぶ。又空想物語「親子ネズミの冒険」(’67年)は、児童文学の古典の一つとさえいわれるファンタジー。作品のさし絵の多くは、妻リリアンが描いている。’69年英国移住後は、大人向けの小説も手がけ、SF作品「ボアズ・ヤキンのライオン」(’73年)、「リドリー・ウォーカー」等を発表。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報