ラビオーリ(読み)らびおーり(その他表記)ravioli イタリア語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラビオーリ」の意味・わかりやすい解説

ラビオーリ
らびおーり
ravioli イタリア語

単数形はravioloであるが、普通、複数形でよばれる。語源縮小辞のついたrapa(かぶら)であるという説が有力。卵入りのパスタ(こねた練り粉)を薄板状にのばし、中に詰め物をして、中角、長方形、半月形などに仕上げたものをさす。詰め物にはリコッタ(生チーズの一種)、野菜、ひき肉などが使われる。発祥の地イタリアのジェノバでは別名ラザーニェ・コ・ツェンボ、すなわち「こぶのあるラザーニャ」とよばれている。塩を加えた熱湯の中でゆで、浮き上がってきたら熱いナポレターナ・ソースで和(あ)え、食卓パルメザンチーズをかける。

[西村暢夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む