化学辞典 第2版 の解説
ラムザウアー-タウンゼンド効果
ラムザウアータウンゼンドコウカ
Ramsauer-Townsend effect
電子の低エネルギー領域で,ある種の気体,たとえば,Ar,Kr,Xeなどの衝突断面積Aが電子エネルギーの減少とともに最初は急激に減少し,ついで極小値を示したのち,ふたたび増加する現象.図中の3本の水平線は気体分子運動論的衝突断面積を示す.気体内放電や放射線によるイオン化で生じた電子の減速過程の最終部分(亜励起電子)で問題となる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報