20世紀西洋人名事典 「ラモンフェルナンデス」の解説
ラモン フェルナンデス
Ramon Fernandez
1894 - 1944
フランスの作家,評論家。
パリ生まれ。
メキシコ公使の子として生まれ、1923年に「NRF」誌に登場したのち、同誌を代表する批評家となった。評論集「メッセージ」(’26年)で注目され、’32年には「賭」でフェミナ賞を受賞した。政治的には最初は共産党に入党したが、幻滅して脱党、極右派のフランス人民党に加盟し第二次大戦中は対独協力派であった。他の作品としては「人格について」(’28年)、「フランスの道程」(’43年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報