ラリオハ州(読み)ラリオハ(その他表記)La Rioja

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラリオハ州」の意味・わかりやすい解説

ラリオハ〔州〕
ラリオハ
La Rioja

アルゼンチン中北部西寄りの州。州都ラリオハ。チリとの国境から南東へ細長く延びる州で,北西半のアンデス山脈,南東半の平地から成る。年降水量 500mm以下の乾燥地帯で,農業はコロラド川水系サラド川の源流域に属するアンデス山中の谷や小河川沿いの灌漑地帯に限られ,コムギブドウ,オレンジ,オリーブ,タバコ,アルファルファなどが栽培され,ウシ,ヒツジが飼育される。主産業は鉱業で,銅,モリブデンなどの鉱床がある。ファマティナ山脈東斜面,標高約 5000mのファマティナにある銅山は最もよく知られ,鉱石はケーブルカーで山麓のチレシトへ運ばれる。平地部には鉄道,道路が通じるが,北西部の山地にはわずかに道路が通じるだけで,交通網は未発達。 1980年アンデス山脈中のラグナブラバ近郊にビクーニャの保護区が設けられた。面積8万 9680km2。人口 22万 729 (1991推計) 。

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