リカーソリ(その他表記)Bettino Ricasoli

改訂新版 世界大百科事典 「リカーソリ」の意味・わかりやすい解説

リカーソリ
Bettino Ricasoli
生没年:1809-80

イタリアの政治家。トスカナ地方の貴族出身で,リソルジメント穏健派。1859年のサルデーニャ王国によるトスカナ併合にあたって,トスカナ仮政府執行官として主導的役割を果たした。統一後のイタリアで,カブール死後政権を担当(1861-62)したように,いわゆる歴史的右派中心人物の一人として,ローマベネトなどのイタリア王国への統合努力。66-67年に再び首相を務めた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 柴野

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む