岩石学辞典 「リソマージ」の解説 リソマージ 長石に富む岩石が風化してできた緻密なカオリンを主とする土.数種類の柔らかい粘土状の物質をいう.この語は現在では赤色あるいは紫色がかった粘土質の堆積物で,玄武岩の分解によって生じ,カオリナイトやハロイサイトなどのアルミナの水和珪酸塩からなるものに用いられる.完全に玄武岩熔岩流を置換するものがある[Eyles : 1952, Wilson & Robbie : 1966].ギリシャ語のlithosは石を,ラテン語のmargeはマールを意味し,ラテン語のlithomargaは石状の泥灰土. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報