リトルボーイ(英語表記)Little Boy

翻訳|Little Boy

デジタル大辞泉 「リトルボーイ」の意味・読み・例文・類語

リトル‐ボーイ(Little Boy)

第二次大戦末期の昭和20年(1945)8月6日米軍広島市に投下したウラン爆弾コードネーム。→ファットマン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「リトルボーイ」の意味・わかりやすい解説

リトル・ボーイ

1945年8月6日,米軍のB29爆撃機〈エノラ・ゲイ〉によって広島に投下された原子爆弾通称。ウラン235を約60kg搭載,長さ3m,直径0.7m,重さ約4t,TNT火薬にして約13キロトンもの爆発力を有する。午前8時15分17秒に投下,43秒後に地上580m±15m地点で爆発したことが,エノラ・ゲイと編隊を組んだ計測機の記録から判明している。
→関連項目ファットマン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リトルボーイ」の意味・わかりやすい解説

リトルボーイ
Little Boy

1945年8月6日に広島に落されたウラン原子爆弾の呼び名。長さ約 3m,直径 71cm,重量約 4t,爆発威力は TNT換算 20kt相当。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリトルボーイの言及

【核兵器】より

…その威力はTNT爆薬約19ktにあたり,〈トリニティTrinity実験〉と呼ばれている。翌月6日広島上空にリトルボーイと呼ばれる235U爆弾が,ついで同月9日長崎にファットマンと呼ばれる239Pu爆弾が投下された。
[イギリス]
 イギリスでは,1940年G.P.トムソンを委員長とする科学者の委員会が設置され,原子力利用に関する調査と原子兵器製造の可能性と軍事的効果について検討,41年7月チャーチル首相に原子兵器の可能性を報告した。…

※「リトルボーイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android