リパン族(読み)リパンぞく(その他表記)Lipan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リパン族」の意味・わかりやすい解説

リパン族
リパンぞく
Lipan

北アメリカ南西部に居住するアメリカインディアンアパッチ族なかで最東部に位置する民族平原インディアンから強い文化的影響を受けた。元来はヒカリラ・アパッチ族のバンドの一つで,ニューメキシコ州北部で他のアパッチ族と同様トウモロコシ,豆などの栽培に従事していたが,生業としては野牛狩りを重視するようになり移動的になった。 1720年代にコマンチ族と戦って敗れ,大平原からの後退を余儀なくされたが,その後も隣接するカイオワ族と密接な関係を保ち続けた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android