普及版 字通 の解説
14画
[字訓] さとる・さわやか・かなしむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(りよう)。〔説文〕十下に「然たるなり」とあって、〔段注〕に「了然」の意とする。明らかに悟る意。琴の音のすみわたることを亮というのは形況の語。慄・戻のように、悲哀・寂寥の情をいう。高所を飛ぶを、その寂寥の情をという。
[訓義]
1. さとる、あきらか。
2. さわやか、
3. かなしむ、さびしい、わびしい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 イタム・ウレフ・ワビク(シ) 〔字鏡集〕 ワビシ・モノウシ・シバラク・ウレフ・ヒロシ・イタム
[語系]
・・寥・liuは同声。高風を(りゆう)、高飛することを、その空を寥、その情をという。
[熟語]
然▶・慄▶・亮▶・戻▶・▶・恨▶
[下接語]
情
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報