20世紀西洋人名事典 「リングラードナ」の解説
リング ラードナ
Ring Lardner
1885 - 1933
米国の作家。
ミシガン州ナイルズ生まれ。
本名リングゴールド・ウィルマー・ラードナー〈Ringgold Wilmer lardner〉。
アーマー工芸大学中退後、ジャーナリズム界に入り、スポーツ記者としてシカゴ、セントルイスなどで活躍。1916年、野球選手を主人公に野球界を独特の俗語を酷使したユーモア小説「オルよ、おれを知ってるな」を発表して、作家としてデビュー。続く短編集「短編小説の書き方」(’24年)、「愛の巣」(’26年)ではボクサー、セールスマン、株屋、女優らなど典型的庶民層を対象に、平均的人間の平凡さ、愚かさなどを独特の風刺で描き、注目される。作品は他にジョージ・S.コーフマンとの合作喜劇「六月の雨」(’29年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報