現代外国人名録2016 「リンダバック」の解説
リンダ バック
Linda B. Buck
- 職業・肩書
- 生理学者 ワシントン大学教授,フレッド・ハッチンソンがん研究センター研究員
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1947年
- 出生地
- ワシントン州シアトル
- 専門
- 動物の嗅覚システム
- 学歴
- ワシントン大学,テキサス大学サウスウェスタン医学センター
- 学位
- 博士号(テキサス大学)〔1980年〕
- 資格
- 米国科学アカデミー会員, 米国芸術科学アカデミー会員
- 受賞
- ノーベル医学生理学賞〔2004年〕,ローゼンスティール賞〔1996年〕,ガードナー国際賞〔2003年〕,ハーバード大学名誉博士号〔2015年〕
- 経歴
- 1984〜91年コロンビア大学ハワード・ヒューズ医学研究所準研究員、’91年ハーバード大学医学部神経生理学助教授、’96年準教授、2001〜2002年教授。1994年よりハワード・ヒューズ医学研究所研究員。2002年よりフレッド・ハッチンソンがん研究センター研究員。2003年よりワシントン大学生理学・生物物理学教授。1991年様々なにおいの分子に応じた受容体をつくるために多数の受容体遺伝子が存在していることを突き止め、コロンビア大学のリチャード・アクセル教授と共同で論文を発表。嗅覚研究が大きく進展する基礎を築いた。また受容体から嗅覚の刺激が伝わる仕組みも、分子レベルから細胞間の関係まで詳しく解明。2004年これらの業績により、アクセル教授とともにノーベル医学生理学賞を受賞。女性が自然科学分野でノーベル賞を受賞するのは1995年以来となった。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報