化学辞典 第2版 「リン化ガリウム単結晶」の解説
リン化ガリウム単結晶
リンカガリウムタンケッショウ
gallium phosphide single crystal
リン化ガリウムGaPは緑色の発光がもっとも効率よく得られる材料である.せん亜鉱型構造(立方晶系).格子定数a = 5.4505 Å.密度4.13 g cm-3.バンドギャップ2.3 eV.融点は1480 ℃ と高く,成分のリンが蒸発しやすいので単結晶が得にくかったが,高圧溶融引上げ法,液体封止チョクラルスキー法(LEC法)の開発により,ヒ化ガリウム単結晶とほぼ同程度の結晶が得られるようになった.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報