20世紀西洋人名事典 「ルイスワース」の解説
ルイス ワース
Louis Wirth
1897 - 1952
米国の都市社会学者。
元・シカゴ大学教授,元・アメリカ社会学会会長,元・国際社会学連合初代会長。
ドイツ生まれ。
1911年渡米し、シカゴ大学で社会学、社会心理学を学ぶ。’26年シカゴ大学助教授となるが、フランス、ドイツで教鞭を執り、’40年シカゴ大学教授就任。’46年アメリカ社会学会会長、’50年国際社会学連合初代会長を歴任。シカゴ学派を代表する一人として活躍し、「ゲットー」(’28年)のようなエスノグラフィー的著作を残す。又都市社会学では「生活様式としてのアーマニズム」(’38年)が有名で、同論文はアーバニズム理論の先駆をなすもので、ワース・モデルとして欧米および日本の都市社会学研究の中心的概念を構成している。他の著書に遺稿集「コミュニティ生活と社会政策」(’56年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報