20世紀西洋人名事典 「ルイス・F.ルロアール」の解説
ルイス・F. ルロアール
Luis Federico Leloir
1906.9.6 - 1987
アルゼンチンの生化学者。
元・ブエノス・アイレス大学教授。
パリ(フランス)生まれ。
1935年ケンブリッジ大学に留学の後、アンギオテンシンI転換酸素の発見などの業績をあげる。’47年資産家の援助でブエノス・アイレスに私立の生化学研究所を設立、所長。’50年頃ヌクレオチドを発見し、グリコーゲンを試験管内で合成するなど、炭水化物代謝研究で多大な成果をあげる。また、ドリコールをはじめとするポリプレノールの研究から、動物の糖タンパク質生合成の機構解明に活躍。これらの業績により、’70年ノーベル化学賞を受賞。アルゼンチン医学アカデミー、全米科学アカデミー、フランス科学アカデミーの各会員。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報