20世紀西洋人名事典 「ルイス・I.カーン」の解説
ルイス・I. カーン
Louis Isadore Kahn
1901.2.20 - 1974.3.17
米国の建築家。
元・エール大学教授。
ロシア出身。
1905年5歳の時、エストニアから米国に移住’15年に帰化。ペンシルベニア大学で建築を学ぶ。’28〜’29年欧州に遊学。’54年エール大学美術館を建て、’55年同大学教授となる。’60年イタリアの古塔を思わせる、同大学リチャーズ医学研究所を建築。そのほかソーク生物学研究所、キンベル美術館をはじめ、フィラデルフィアおよびバングラデシュ(ダッカの政庁などを含む)の都市計画案を手がける。日常的実用性を越えた設計理念は、現代建築に影響を与える。心臓発作のためニューヨークで急逝。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報