日本大百科全書(ニッポニカ) 「ル・カルドネル」の意味・わかりやすい解説 ル・カルドネルるかるどねるLouis Le Cardonnel(1862―1936) フランスの詩人。アッシジ修道院の司祭を務める。初期には象徴主義の影響を受けたが、のち宗教生活に入り、『聖歌』(1912)の詩人として名をなす。純粋に古典主義的な詩型を守り、キリスト教的神秘主義の特異な作品を残す。主要な作品として『詩集』(1904)、『ローヌ川からアルノ川へ』(1920)、『曙(あけぼの)から曙へ』(1924)、『作品集』(1928)などがある。[窪田般彌] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例