普及版 字通 「ル・ロウ・まつり」の読み・字形・画数・意味
15画
[字訓] まつり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は婁(ろう)。〔説文〕四下に「楚の俗、二を以て飮を祭るなり」とし、また「一に曰く、をりて新をするを離(りろう)と曰ふ」とあって、「新嘗(にひなへ)」の儀礼をいう。〔玄応音義〕に引く〔三蒼〕に「はの祭名なり」とあって、冀北(きほく)では八月に行われた。二月と八月、二至の祭で、臘・伏と同じ性質のものである。〔韓非子、五蠹〕に「山居して谷にむ、臘(るらふ)にして相ひ(おく)るに水を以てす」と臘の俗を記している。〔漢書、武帝紀〕に「太初二年三、河東に行幸して后土を祠り、天下をして大いに(ほ)すること五日、すること五日、門を守ること臘に比せしむ」とみえる。
[訓義]
1. まつり、八月の祭、新穀の祭。
2. 楚では二月の祭。
3. 十二月の祭。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マツル
[熟語]
臘▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報